① ジャンル選びでいきなりの挫折
〜AIでJ-POPカバーを作ろうとして、最初にぶつかった現実〜
毎日、自分の店で仕事をしている私にとって、BGMは切っても切り離せない存在です。
BGMひとつで空気は変わるし、気分も変わります。
そんな環境にいるせいか、昔から
「音楽で何かできたらいいな」
という気持ちは、ずっとどこかにありました。
ちょうどその頃、何か良い副業はないかと探していて、YouTubeで
AIによるJ-POPカバー
の動画に出会いました。
有名なあの曲を、違った歌声とアレンジで、しかもそれをAIで。
「これ、ひょっとして自分でもできるんじゃないか?」
「AIでおしゃれなJ-POPカバー作って、YouTubeに出せば収益になるんじゃ?」
ふと、やりたい衝動に駆られ、そこで相棒(ChatGPT)に相談してみることにしました。
これが、私のChatGPTデビューです。
⸻
そこに立ちはだかった“著作権”という壁
調べると、すぐに出てきたのが 著作権の問題 でした。
• J-POPの楽曲は著作権で保護されている
• AIで作っても、元が既存曲ならアウト
• YouTubeの収益は基本的にアーティスト側へ
• 今は許されているように見えても、いずれ垢BANのリスクあり
調べれば調べるほど、いろいろ分かってきました。
これはグレーではなく、ほぼアウトな世界だということが。
⸻
趣味ならOK、でも副業にはならない
結論としては、こうでした。
• AIでJ-POPカバーを作るのは
→ 趣味として楽しむならOK
→ でも副業としては成立しない
仕組み的に、どう頑張っても自分に収益が残らない。
むしろ、リスクの方が大きい。
こうして、わりとあっさりと現実に引き戻されてしまったのです。
⸻
そして断念
こうして、最初のAI音楽副業プランは、
スタート前にして終了とすることとなりました。
⸻
② オリジナルBGM作成にシフトチェンジ
〜今度こそ正解だと思ったのに、まだ迷走していた話〜
J-POPカバーは副業にはならない。
そう分かって、一度はきっぱり諦めました。
……が、どこかでまだ、
「やり方を変えればいけるんじゃないか?」
「AI × 音楽で、収益につながる道は他にもあるんじゃないか?」
と、懲りずにいろいろと模索していました。
そして次に考えたのが、
完全オリジナルの楽曲を、AIで作る
という方向でした。
⸻
今度こそ“オリジナル”ならいける?
J-POPのカバーがダメなら、最初からオリジナル曲を作ればいい。
たとえば、
• シティポップ風の曲
• 洋楽風の曲
• カフェ用のBGM
「これなら著作権も問題ないし、普通にいけるんじゃないか?」
そう思ったんです。
⸻
今度は“別の壁”にぶつかった
著作権の問題を調べて、
「オリジナル曲なら大丈夫そうだ」と方向転換。
念のため、今度は別の角度から、また現実を調べ始めました。
すると、もう一つの大きな問題が見えてきたのです。
それが、YouTubeの
**「AI生成コンテンツの評価問題」**でした。
⸻
AI量産コンテンツは、評価が下がりやすい
調べていくと、こんな事実が分かってきました。
• AI生成コンテンツは、評価が下がりやすい
• オリジナルでも「量産」と判断されると収益化が止まる
• 再生されていても、広告が付かないケースがある
つまり、
著作権はクリアしても、
プラットフォーム側に弾かれるリスクがある。
ということです。
①が「法律の壁」だったとしたら、
②は「プラットフォームのルールの壁」。
種類は違うけど、結果は同じ。
またしても“不安定な場所”に立っていることになります。
⸻
YouTubeは、何を「低価値」と見ているのか?
さらに調べていくと、理由も見えてきました。
YouTubeが特に厳しく見ているのは、
「AIが自動生成しただけ」に見える運用。
たとえば、
• 同じようなBGMを大量に並べる
• 無編集・無企画の作業用音楽
• タイトルとサムネだけ変えた量産動画
こういったものは、
Reused / Low value content
(再利用・低付加価値コンテンツ)
と判定されやすい。
要するに、
**「人が何も考えずに作っているように見えるもの」**は、
どんどん評価されなくなっている、ということです。
⸻
では、何がYouTubeで評価されやすいのか?
それも調べていくと、共通点がはっきりしてきました。
• オリジナル性がある
• 企画意図が見える
• シリーズ性・世界観がある
• 視聴者が「次も見たい」と思える構成
特に強いのが、
「コンセプト × 音楽」
という掛け合わせ。
単なるBGMじゃなくて、
• 時間帯
• 場所
• 雰囲気
• 登場人物
• ストーリー性
こういう要素を持った、
**“世界観ごと楽しむ音楽”**の方が、
• 視聴維持率
• ファン化率
• 広告評価
すべての面で強い。
⸻
YouTubeは、AIを否定しているわけじゃない
ここで一番意外だったのは、
YouTubeは
「AIそのもの」を否定しているわけではない
という点でした。
問題にされているのは、AIかどうかではなく、
「そこに価値が付加されているか?」
つまり、
• AIを使っていても
• 自動生成でも
人が企画して、世界観を作っていればOK。
逆に、
• 人の意図が見えない
• ただの量産に見える
それが一番アウト。
⸻
進むべき方向が、ようやく見えた
この一連の調査を通して、
ようやく進むべき道が見えた気がしました。
それが、今のYouTubeで一番
**“ルールに合っている形”**でもある、
「世界観 × 音楽 × シリーズ構成を意識したオリジナルBGM」
という方向性です。